こだわり
当園は、全ての品種において袋をかけずに育てる無袋栽培を行っております。
有袋栽培は、虫の被害や台風などで生じるキズを防ぎ外観が向上しますが、
無袋栽培の梨は、太陽の光をたっぷり浴び育つため糖度が高く、甘みが強くなります。
通常、幸水・豊水など早生品種は無袋栽培する生産農家も多いですが、新高や愛宕など晩生品種を無袋栽培する生産農家はごくわずかしかいません。
当園では、キズによる生産ロスや見た目の美しさより味で勝負したいと思い、無袋にこだわって栽培をしております。
病害虫防除に努めることはもちろん、果実近くのワイヤーに保護テープを貼り雨垂れによる表皮の変色やキズを予防する外観向上に向けた作業も行っています。
他所と比べると表皮の色が濃いなど見た目が悪く感じることもあると思いますが、
一度食べていただければ味の違いを分かっていただけると思います。
無袋栽培
市場で流通している梨は流通期間を長くするため早期収穫が基本です。
しかし、同じ土地・同じ樹の梨でも大きさも違えば、熟す時期にも個体差があります。
無袋栽培は果実の完熟を目視で確認できるため、当園では完熟の状態のものだけを収穫していきます。
収穫時期には何度も園地を回り、ひとつひとつの梨を目で確認しながたベストなタイミングで収穫しています。
店頭に並ぶギリギリまで養分を蓄えた、新鮮で美味しい梨をお客様に提供いたします。
適期収穫
当園の梨は、完熟した状態で収穫するため、早期収穫した梨と同じ流通ルートで市場に出荷してもお客様の口に入る頃には味が落ちてしまうと考え、少しでも早くお客様にお届けできるよう、園地から近い国道沿いに直売所を設けました。
開所より30年。地元の方を中心にご贔屓にあずかり、今では90%以上を直売で販売させていただいております。
毎年気に入ってご来店くださるお客様、味やサービスをほめてくださるお客様、生産者の私達を労ってくださるお客様…
お客様の喜んでくださる顔や声に励まされながら、日々頑張れるのは直売だからこそと思います。
お客様の叱咤激励や生の声を施策に活かし、反応を直接見ることができることは、当園の成長に欠かせないものと考えています。これからも、お客様と直接関わってより良い園にしてまいります。
私達の味へのこだわりが多くの方にご理解いただければ幸いです。